ヘルニアはただの腰痛？
ヘルニアはただの腰痛？
- ヘルニア＝腰痛
こんなイメージ持っていませんか？私も昔はそうでしたが、友達がヘルニアになってからはそのイメージがガラッと変わりました。「たかが腰痛」そんなものでありません。ヘルニアの痛みで歩くことが困難になってしまう患者さんもいます。このページではそんな椎間板ヘルニアについてご紹介します。
椎間板ヘルニアとは？
椎間板ヘルニアについて説明する前に、まず背骨のつくりからご説明します。人の背骨は24本の骨が組み合わさってできています。この背骨をつくる骨のことを椎骨と言います。この椎骨と椎骨の間には椎間板というクッションのようなはたらきをする軟骨があります。椎間板は、繊維輪と髄核でできています。繊維輪は周りの硬い部分で、髄核は中心の軟らかい部分です。この硬い繊維輪にひびが入り、中の髄核が飛び出してしまっている状態のことを椎間板ヘルニアと言います。
飛び出した髄核が他の神経を圧迫するため、歩くだけでも激痛や痺れを感じたりします。あまりの痛さに「このまま歩けなくなるのでは…」「もう治らないんじゃ…」と不安に駆られる患者さんも多いです。結論から言ってしまうと、ダメになってしまった椎間板を元に戻すのは非常に難しいです。しかし、だからといって永久に治らないわけではありません。椎間板ヘルニアのほとんどは半年ほどで自然に治癒すると言われています。
私の友達もヘルニアになってからもう数年経ちますが痛みもほとんどなく、普通に運動ができるまでに回復しました。「この痛みがずっと続くんだ」そんなふうに悲観することなく、前向きに治療していきましょう。
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